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  • 奈良県公立高校入試の変更点とは?中学1年生から必須の対策ポイント

  • 2023/10/15 2023/09/22

学生

奈良県の公立高校入試が変わります。2026年度から採用される入試方法では、今までの仕組みとガラリと変わり、一本化されます。試験は5教科、内申点は中学1年生から対象に。中学に入学すると、すでに受験が始まっているという状態です。中学1年生からどのように受験対策をすればよいのか、お伝えいたします。

奈良県公立高校の入試が変わる

奈良県の公立高校の入試方法が変わります。背景として、特定の高校のみ倍率が著しく高くなっていること、社会や理科の得点が高いことなどがあげられます。また、これまで3教科で受験できた高校であっても、5教科での受験が必須です。

特定の高校のみ倍率が高くなった

入試方法の変更では、特定の高校のみ倍率が高くなったことが背景としてあげられます。偏差値の高い高校、進学実績のある高校は人気が出やすく、倍率が高くなります。しかし、集まりすぎても不合格者を多く出してしまうだけです。

受験に失敗したから私立に行くという流れが多く出ています。それに伴い、受験者が定員割れした高校が相次いて定員を減らす決定をせざるを得ません。この現状を変えるためにも、公立高校入試のシステムを変更することにしたのです。

社会や理科の得点が高い

社会や理科の得点が高いことも理由のひとつです。平均点は、全受験者の得点から算出されますが、分布図をみると平均よりも少し高い点数をとっている生徒が多いことがわかりました。社会や理科は点数がとれて当たり前ということを意味してしまいます。

ほかの3教科で差をつけなければ合否が出せないのでは、社会や理科を行っている意味が薄れてしまうので、システムの変更に至ったのです。

試験は5教科になる

これまで、3教科でも受験できていた公立高校ですが、今後は5教科での受験が必須となります。試験科目が増えるので、生徒の負担も増えます。3年生の1年間で3教科を網羅していた受験勉強からすると、5教科をまんべんなくフォローするのは難しいです。

時間が足りず、模試でも良い結果を残しにくくなるでしょう。早めの受験対策が鍵を握ります。

奈良県公立高校入試の変更点

奈良県公立高校入試の変更点は3点あります。内申点の対象が中学1年生からとなったこと、共通選抜のみの試験になったこと、第2希望が出願できるようになったことです。ガラリと制度が変わるので、把握しておきましょう。

内申点が中学1年生から対象に

内申点は中学1年生から対象です。これまでは、中学2年生からの約2年間で評価されていました。3年生は2倍になるので、3年生の成績は特に大切です。しかし、2026年度からは中学1年生から内申点に含まれます。中学1年生の定期テストの結果、授業態度、出席状況なども加味されるので、勉強に励む姿勢を見せることが重要です。

共通選抜のみの一発勝負

試験の回数も変わります。これまでは、特色選抜と一般選抜の2回チャンスがありましたが、今回からは共通選抜の1回のみです。泣いても笑っても1回のみの試験です。これにより、志望校に偏りをなくすことが目的とされています。

チャンスが2回あると、1回はレベルの高い高校を受験する人も少なくありません。その結果、多数の不合格者を出すことになります。一発勝負であれば、自分のレベルに合った学校を受験するので、定員割れをする高校が少なくなると見込んでいます。

第2希望に出願できるように

試験は第2希望まで出願できるようになりました。公立高校入試は、入試問題が統一されています。そのため、第1志望の高校で受験をしても、第2志望の高校で受験をしても、得点数は変わりません。第1志望の高校で合格点に達しなくても、第2希望の高校で合格点に達していれば、合格がもらえるチャンスがあるのです。

新中学1年生必見!中学1年生からできる対策ポイント

内申点が中学1年生から加算されるので、受験対策は中学1年生から始めなくてはいけません。早すぎるということはないのです。定期テストは毎回大切に受けて、確実に点数を取る。学習塾での基礎固めを徹底するなど、学ぶ姿勢を大切にしていきましょう。

定期テストは毎回大切に

定期テストは毎回大切にしていきましょう。内申点を決めるなかで大きな割合を占めるのが定期テストの点数です。中学1年生とはいえ、内容は難しくなっていきます。小学生の頃、勉強が得意だったというだけでは点数が取れないことがあるので、対策は万全にしておきましょう。

学習塾で確実に基礎固めを

受験対策を本格的に始める場合は、学習塾や通信教材などを積極的に使って復習することをおすすめします。なかでも学習塾は、友達と学校以外の場所で勉強できる場所なので、良い影響を与えます。

また、生徒のレベルに沿って内容を進めてくれるので、確実に基礎固めができる場所です。勉強に対するマイナスな印象を払拭できることもメリットです。学習塾などを使って基礎固めをしていきましょう。

まとめ

奈良県の公立高校入試は、2026年度でガラリと変わります。これまでの受験の様子や、各高校の倍率などを踏まえて決めた制度です。いままで実施されてきた特色選抜は廃止され、すべて共通選抜という形に一本化されます。

受験教科も3教科から5教科が必須に。内申点は中学1年生から考慮されるので、入学してすぐ、受験が始まっているという状態です。そのため、毎回行われる定期テストは大切に、確実に点数をとっていかなければいけません。勉強に追いつけなくなる前に、学習塾などで基礎固めをしっかりしておきましょう。

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